第3話 地獄という名の天国

私は今日伯母に当たる人 (お父さんの姉) に久々に電話を掛けた。転んでしまったようで腰が痛いらしかった。私の叔母はすでに離婚していて かつ介護が週2回来てくれているらしい。この前ばぁちゃんと話した時、叔母の話が持ち上がりそこに住んだらいいとまで話をされ、気になって電話してみたのである。

 

 声に元気がない… まぁもういい年だし仕方ないのではあるが、心配である。英語がペラペラで昔はグアムやハワイなどに行っていたらしいが今は見る影もない。私は会社を辞めて独立したいと話す そのために部屋を貸してくれないかと… しかしやはり止められた。一生会社員でいろと… そのほうが気楽でいいと… 結果を出していないのだからしょうがない。私だってそんなことなどわかっている。一人で一体何ができる??と言われて何も言えないようでは独立などできないのだ。

 

 「なんにせよ部屋を貸すのはOKだよ」とは言われたものの不安が残る結果となった。私は嫁さんの家に同居する事を決意したが、それも止められた。もう私は一体何をしていいのか混乱してきた。もうなにもしなくてもいいのだろうか??止められる為に生きているような気がした。人はこんなにも息苦しいものなのだろうか… 今更ながらにそう思う。

 

ー自分から地獄に向かう必要はない 

 

きっとそんな理由から独立を止めるが私の短い経験上 物事はなんだって逆でなんだって同じであると変に信じていた。ー間違っていることと正しいことなど紙一重であると そう信じている節がありだから反対語というものをあまり意識しないようにしていた。正しい事の反対語は間違っているではなくて普通でありまた間違っているの反対語は普通であると信じてしまっている。だからこんな反抗的な性格になってしまったのかわからないがいつもなにか恐怖しいつも何かと戦っていた。

 

そしてそれは大人数いる会社で私は… 大勢だからこその孤独を感じていた。 であるならば一人になったとき何を感じるのだろうか??ー私はきっと孤独は感じないと思う。安定など不安定とそう変りなくどちらの反対語もなにもないとしか思いつかない。私は普通で何もない所で戦いたいのである。もちろん覚悟など決まっている。

 

 ー地獄に向かうんだ

 

心がそう叫んで止まらない。なにもかもぶっちぎってなにもかも血肉に変え負け犬になる その先にあるものは自分という真っ直ぐな意志と玲瓏な心こそ

 

生きるということ 

 

それにほかならない。生きることを否定された人間の目が死ぬことなどあたりまえだった。語るに及ばず まさにそれだ。笑うことというのがこんなにも難しいものなのか。

 

 

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 休日になり覚えているだけで寝ている間3回~4回電話が鳴り、明日もなると思うと気が滅入った。このまま一生携帯電話を握りしめ終わってしまうのだろうか??不安が襲う。

 

みんな我慢しているのだから

 

それは違うと思っていた。 好きなやつがいるのだ。携帯電話でペラペラ話してビジネスして楽しいって人が…決して悪い事ではなくむしろすごくいい事ですが私にとってみれば化け物のような人間でしかも大勢いるのだ。もう私はなにもかもどうでも良くなっていた。やる事成す事否定され、金も物も人も無くなった。あとは走るだけ とにかく五月蠅い なにもかも全て捨て成し遂げ言ってやる。

 

どうだ できただろう と

 

これが私の目標なのだからどうしようもない。